30分ハーフ。天気ー曇り。

[前半]
15分：(朝高)敵陣22ｍ付近中央ラックから左へ⑨→⑩→⑪とつなぎ、⑪が左隅に飛び込みトライ。(５－０)
21分：(朝高)敵陣ゴール直前右中間ラックから、⑤が左を突き右中間にトライ。Ｇ成功。(１２－０)
30分：(摂津)自陣10ｍライン付近中央ラックから朝高が右に展開したボールを⑮がインターセプト、そのまま走りきり中央にトライ。Ｇ成功。(１２－７)

[後半]
8分：(朝高)敵陣22ｍ付近中央ラックから左へ⑨→⑥→⑮とつなぎ、⑮が左中間にトライ。Ｇ成功。(１９－７)
13分：(朝高)敵陣ゴール前左中間ラックからＦＷが右に持ち出しモールを形成、そのまま押し込み⑦が左中間にトライ。Ｇ成功。(２６－７)
20分：(朝高)敵陣ゴール前10ｍ右ラインアウトよりモールを形成、押し込んで⑦が左を突き右中間にトライ。(３１－７)
24分：(朝高)敵陣ゴール直前左中間ラックより、①が左を突き左中間にトライ。Ｇ成功。(３８－７)
30分：(朝高)敵陣ゴール前5ｍ中央相手スクラムを押し込みマイボールに、⑧が左サイドを突きポスト下にトライ。Ｇ成功。(４５－７)

[戦評]
昨年の全国大会府予選準決勝から数えて、4大会連続での顔合わせ。
立ち上がり、摂津はキックを多用しエリア獲得を狙い、朝高もそのペースにつられるようにキックが多くなり、消極的なアタックが目立った。徐々にボールをつなぐ時間が増えてきた朝高だが、ブレイクダウンに人数をかけない摂津ＤＦに対し有効なアタックができず、ハンドリングエラーやペナルティを犯してしまいチャンスを作れない。そんな中、突破口を切り開いたのはブレイクダウン周辺のアタックであった。バックスの縦突破・展開でポイントができると素早くピック＆ゴー、最短距離でゲイン、そして展開という形でチャンスを作り、15分、21分とトライを奪う。なおも朝高ペースで試合が続くが30分、朝高バックスの展開を摂津15番が狙いすましてインターセプト、そのまま独走し、1トライ1ゴールを返して前半終了。

スコアは詰め寄られたが朝高に焦りはなく、ハーフタイムで修正点を確認、後半は終始、朝高ペースで試合が進んだ。強みのパワーとスピードを活かし近場で縦突破、そして展開、裏が空くとキックなど、攻撃のリズムが出てきた。圧力を受ける摂津はたまらず自陣でハンドリングエラーやペナルティを犯す。朝高は敵陣でのセットプレーが増え、トライを重ね徐々に得点差が拡がっていく。結局、摂津の展開力、攻撃力を封じ込めた朝高が、後半に5つのトライを奪い地力の差を見せ付け、ノーサイド。決勝進出を決めた。

11月17日の決勝の対戦相手は常翔啓光、2年連続同カードである。昨年は追う立場のＢシード、今年は向ってくる相手と戦うＡシード。だが、決して待ち構えてはならない。高校スポーツはメンタル。ちょっとした気の緩みやミスから試合の流れはガラッと変わり、60分という時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。ましてや、相手は4連覇をはじめ、幾度も全国制覇を成し遂げた伝統校である。今年の実績を見比べて、｢勝てるだろう、いけるんじゃないか。｣などの淡い期待は一切捨て去るべきだ。今シーズンの戦績だけで勝てるほど、大阪は甘くない。準備してきたことを十二分に発揮し、相手のラグビーをさせなかったほうが勝つのだ。
シードなんか関係ない。我々は次の試合に勝つことだけを追及し、知恵を振り絞り、体を張り続ける挑戦者なのだ。

大阪朝高

リザーブ	T	G	P	D	交代
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