30分ハーフ。天気ー雨。

[戦評]
東福岡高校の文化祭で行われた一戦。
セットプレーで圧倒しキックでエリアを取る朝高、近場の僅かな隙をつき力強い突破で前進する東福岡。お互いの持ち味を出すなか、先手を取ったのは朝高。朝高は敵陣ゴール前のセットプレーを起点として2トライを奪い、１４－０とリードする。直後のキックオフ、朝高はボールを確保するも、東福岡のプレッシャーを受けノックオン。そのスクラムを起点として1トライを返されると、試合の主導権は東福岡に移る。東福岡は更に1PGと1トライを奪い、１５－１４と逆転して前半終了。
後半の立ち上がり、追いかける朝高が東福岡のゴール前に何度も迫るが、決め手を欠きトライを取れず。逆に東福岡が1トライを追加し、リードを6点差に拡げる。その後も一進一退の攻防が続くが、朝高はハンドリングエラーなどのミスが目立ち、後半は無得点。結局、最後に東福岡にだめ押しのトライを取られ、ノーサイド。
2トライを取るも前半のうちに逆転され、後半は取りきれず逆に突き放される。対戦相手、試合条件などは全く異なるが、1月1日の茗溪戦(全国大会)のような展開であった。掴みかけた主導権を相手に渡さない、取らねばならないエリアと時間帯で確実にトライを取る。一発勝負のトーナメントで勝利を呼び込む力、チームの真の実力を高めなければならないという課題が、浮き彫りにされた試合であった。