30分ハーフ 天候ー曇
グラウンド状態ー良好　先蹴ー朝高


［前半］
2分：（朝高）ゴール前40m中央PG不成功。（０－０）
11分：（桐蔭）22m中央ラックから左に９－１０－４－１０－５つなぎ５が左隅にトライ。（０－５）
15分：（朝高）5m左LOモールを押し込み９が右に持ち出し左中間にトライ。G成功。（７－５）
22分：（桐蔭）10m右中間ラックから９－１４－５－８－１３と左につなぎ１３が左隅にトライ。G成功。（７－１２）
30分：（朝高）5m右中間ラックから９－１０と右につなぎ１０が右隅にトライ。（１２－１２）

［後半］
3分：（桐蔭）ゴール前30m左中間ラックから９－１０－８－１５－２－１１－１５と右につなぎ１５が右中間にトライ。G成功。（１２－１９）
6分：（桐蔭）10m左中間ラックから８－１０－１５－１４－７－９－５と左につなぎ５が中央にトライ。G成功。（１２－２６）
22分：（桐蔭）35m右中間PG不成功。（１２－２６）
23分：（桐蔭）ゴール前30m中央ラックから９－１０と右につなぎ１０のキックをキャッチした１５が中央にトライ。G成功。（１２－３３）
30分：（桐蔭）ゴール前40m中央付近のラックから９－１０と右につなぎ１０のキックを１５がキャッチし中央にトライ。G成功。（１２－４０）



［2020年度総評］

長いシーズンが終わった。

この情勢下におけるチーム作りは、どのスポーツにおいても、またどの地域においても、共通して困難を極めたはずだ。
大阪朝高ラグビー部も例外ではない。

振り返ると3月初めから6月中旬までの期間、チームの全体練習はなかった。

毎年この3ヶ月で伸びる。
その間の練習はもちろん、レベルの高い大阪総体を経験するのとしないのでは、天と地ほどの差がでる。
チーム内でろくに15人の練習をできない大阪朝高ラグビー部にとって、いわば成長のための絶好の機会である。
それが、跡形もなく消え去った。
秋の予選まで1stジャージを着たのはたったの7回のみ。

6月中旬から週3回、1時間の練習が再開された。
2月と同じ練習をしても、どこか身体は重く身が入らない日々。

敢行した菅平合宿でも、対戦校が定まらない。

9月に入ると主力が軒並み負傷。メンバーもままならない。

このコロナ禍における最大の敵「『どうせ』という諦念」がチームにも押し寄せた。
何度も何度も。

でも、それでも……
彼らは歩みを止めなかった。
変わることをやめなかった。
下を向いてもまた上を見上げ、何度も何度も挑戦したのだ。

結果に結びつくか分からないのに、大会自体がなくなるかもしれないのに、こんなに辛い練習をして意味があるのか。
もしその時の彼らに聞いたなら苦い表情を浮かべるに違いない。
でも、今は違う。彼らは、胸を張ってこう言うだろう。

「あの時を乗り越えたから今がある」と。

「使命」はどこで果たされたのか。
「使命」は日々の練習の中で果たされたのだ。

新チーム18人。
数字だけを見るな。
日々の練習を見ろ。
日々の成長を見ろ。
日々の彼らを見ろ。
100人だろうが3人だろうが、そこに人はいる。
人がいるからこの物語は続くのだ。

まだまだ続けよう。まだ見ぬ景色に想いを馳せて。

大阪朝高

リザーブ	T	G	P	D	交代
16 金 慶祐 (3)	0	0	0	0
17 康 明祐 (3)	0	0	0	0	← 2 蔡 唯志（46分入替）
18 呉 侑駿 (2)	0	0	0	0
19 金 昂貴 (3)	0	0	0	0
20 李 智寿 (1)	0	0	0	0
21 朴 垙武 (3)	0	0	0	0
22 文 銘一 (2)	0	0	0	0
23 趙 廣來 (2)	0	0	0	0
24 趙 顕佑 (2)	0	0	0	0
25 朴 英基 (3)	0	0	0	0