掲示板:大阪朝高ラグビー部応援メッセージ
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極上の青春映画でした。
名前:還暦数年前OB日付:2014/03/20 16:35:00
先日、渋谷で上映中の「60万回のトライ」を観ました。
ネットでの、ある日本の鑑賞者の感想で「極上の青春映画」と評しる表現を目にしましたが、まさに同感。
真剣モードで生きる濃密な青春群像に引き込まれ、笑いあり、そして何度かほろりと涙がほほを伝っておりました。
亡くなられた全源治先生の晩年の凛々しい姿もありました。
菅平での練習試合で圧勝した選手たちに、奢ることなく挑戦者として姿勢を貫く、温かくも厳しい戒めのお言葉に、熱いものがこみ上げてきました。
日本の人たちに、在日の歴史を語る場合、どうしても重くなりがちですが、そんなイメージが全くなく、肩ひじ張らずストレートにウリハッキョの理解につながる絶好の良作だと思います。
3年前の選手たちのドキュメンタリーですが、その姿勢、精神、伝統は当然今のチームも引き継がれているはずと確信します。
いよいよ明日から始まる選抜予選の近畿大会。
実力伯仲のライバル達に奢ることなく挑戦者として挑み、頂点を目指してください。
試合前のタックル練習で「60만동포의 꿈!」と叫びながらぶつかっていた、あの精神で思う存分持てる力を発揮してください!
필승 조고!
在日コリアンラグビーの父、全源治先生の訃報に接し。
名前:還暦数年前OB日付:2014/03/06 13:37:00
先週、在日コリアンラグビー界の父ともいうべき全源治先生が逝去されたとの訃報を知人により伝え聞きました。
去る3月初旬、東京の葬儀場で多くの在日ラグビー関係者や先生を師と仰ぐ「門弟」たちが先生との永別を惜しみながら告別式がしめやかに執り行われたそうです。
折しも、全先生が数十年前に蒔かれた在日ラグビー界の種が着実に芽吹き、花開き、そして日本ラグビー界にどっしりと根を下ろた証左ともいえる「60万回のトライ」の上映がスタートしたこの時期にご逝去されたことに、在日コリアンラグビー界と先生との強い繋がりと絆を感じます。
先生が逝かれる前にこのドキュメンタリー作品をご覧になられたかどうかわかりませんが、昨今の大阪朝高ラグビー部をはじめとする在日ラガーマンの活躍ぶりに関しては亡き先生もさぞ喜んでおられたことでしょう。
私自身、先生に初めてお目にかかったのは大阪朝高ラグビー部時代の中央大会試合会場、朝鮮大学の決勝戦直後のグランドサイドでした。
試合観戦されていたある中年の方が、優勝直後に円陣を組んで私たちにとっては鬼監督であった大阪朝高初代監督、金ヒョニ先生からの最後の「叱咤」話を聞いていた際、「強いチームだな。今すぐ朝大チームと試合しないか?」と慈愛に満ちた表情で冗談交じりに金監督にお声掛けなされました。その方こそ全源治先生だったのです。
怠け者であった私は朝大時代にラグビー部には所属せず、直接先生のご指導を受けることはありませんでしたが、第2グランドでの練習や同級生の朝大ラグビー部員たちの試合で、その熱血指導ぶりはよく拝見しておりました。
我が師、金監督はじめ全先生が手塩に育てた朝大卒業生=第1世代門弟たち数人が誓った言葉とおりに、各地の朝高でラグビーというスポーツを根付けるため腐心し、念願の中央大会の開催まで至った教え子たちの奮闘を親のごとく頼もしく見つめるまなざし、その温厚な表情と佇まいは当時のチームメイト全員が鮮明に記憶しています。
先生の訃報に接し、あらためて書棚にある全先生の一代記「タックルせえー!」を読み返してみました。
ラグビーとは無縁の我が息子にとっても愛読書の一つですが、そこで詳細に綴られている朝鮮大学監督時代に育てた数名の卒業生たちが「門弟第1世代」であるとすれば、私は1.5世代、今の朝大、朝高の選手たちは孫と
いうべき第2、第3世代といえるでしょう。
在日ラグビー界のカリスマ、生みの親として先生の功績は計り知れず、在日スポーツ史、そして同胞ばかりでなく全先生を知る多くの日本のラグビー関係者やファンたちにとっても特別な存在として永遠に語り継がれることでしょう。
天空の高みから、これからも続く孫たちの健闘を見つめ続けてくださることでしょう。
3月15日から上映される「60万回のトライ」には、単なるOBとしてなく、全先生を偲ぶ特別な感謝と感慨の意味も込めながら鑑賞したいと思います。
전원치선생님, 명복을 충심으로 빕니다.
常翔学園戦に注目
名前:朝高ファンの同胞日付:2014/03/03 11:46:00
次の日曜日に、常翔学園との練習試合が組まれています。
今年の選抜大会は、近畿に6校の出場枠。近畿大会ベスト4以上は無条件で出場、ベスト8敗退の4校で第5、第6代表を争うことになります。
組み合わせ表を見ると、大阪朝高以外にベスト8に残りそうな顔ぶれは(あくまで過去の実績での想像に過ぎませんが)、
天理、大阪桐蔭、伏見工、東海大仰星、京都成章or御所実、報徳学園、常翔学園といったところ。
このうち天理には先の練習試合で惜敗しており、その意味では、常翔学園戦は、現時点でのチームの実力を図るバロメーターとして、おおいに注目されるところです。
花園出場を逃した前年度の雪辱に燃えているであろう常翔学園は手強い相手だとは思いますが、勝敗にかかわらず、近畿大会に向けて成長の糧となる好ゲームを期待しています。