大きくする 標準 小さくする

全国大会 準々決勝 試合結果

大阪朝高 東福岡
  24 7 - 12 30  
17 18
T G PG DG   T G PG DG
1 1 0 0 2 1 0 0
3 1 0 0 3 0 1 0
4 2 0 0 5 1 1 0

T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール

日付 2014/01/03
Kick off 10:30
試合会場 花園第1グラウンド
レフリー
アシスタントレフリー


30分ハーフ。天気-晴れ。

[前半]
16分:(東福岡)敵陣ゴール前右中間ラックから左へ⑨→10→12→11とつなぎ、左隅にトライ。(0-5)
21分:(朝高)敵陣ゴール前5m左ラインアウトからモール形成、そのまま押し込み⑦が左中間にトライ。G成功。(7-5)
23分:(東福岡)敵陣22mライン付近左ラックから右へ⑨→10とつなぎ、中央にトライ。G成功。(7-12)

[後半]
1分:(朝高)敵陣ゴール前15m右中間ラックからFWが左へ持ち出しモールを形成、そのまま押し込み⑦が右中間にトライ。(12-12)
7分:(東福岡)敵陣ゴール前5m右スクラムから⑧が右へ持ち出し、右隅にトライ。(12-17)
11分:(東福岡)敵陣10mライン付近中央ラックから左へ⑨→10→15→11とつなぎ、左隅にトライ。(12-22)
14分:(朝高)敵陣ゴール前5m右ラックから⑤が左へ持ち出しモール形成、そのまま押し込み⑦が右中間にトライ。(17-22)
17分:(朝高)敵陣ゴール前5m中央PKから左へ10→13とつなぎ、左中間にトライ。G成功。(24-22)
21分:(東福岡)敵陣30m中央PG成功。(24-25)
28分:(東福岡)自陣22mライン付近左中間ラックから右へ⑨→10→12→14→⑨とつなぎ、右中間にトライ。(24-30)

[戦評]
鋭い出足のDFと強力FWを擁する大阪朝高、個々の高い能力・状況判断と展開力が自慢の東福岡、準々決勝の中でも注目度の高い屈指の好カード。

東福岡のキックオフで始まった前半、ボールをキャッチした朝高は安易にキックを使わないプランで積極的にボールをつないでいくが、自陣で反則を犯してしまう。3分、そのペナルティから東福岡がPGを狙うが失敗、先制のチャンスを逃す。

その後はワイドに展開する東福岡アタックに対し、朝高DFが鋭い出足で圧力を掛け膠着状態が続く。そんな中、先制トライを挙げたのは東福岡。16分、敵陣ラインアウトからモールを組んだ東福岡FWが近場を攻め続けゴール前まで迫っていくが、朝高も必死のDFでトライラインを越えさせない。このままFWで攻め続けると思いきや、東福岡は大きく左に展開。数的優位を作った深いBKラインの前に、朝高BKの鋭い出足も届かず先制トライを許してしまう。膠着した立ち上がりから一転、このトライを機に試合は大きく動いていく。

直後のキックオフから敵陣に入り込んだ朝高は、東福岡の反則により敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを得る。21分、朝高はラインアウトからモールを形成し押し込んでトライ、得意の形ですぐさま追いつき、ゴールで逆転する。このように、トライ後のキックオフから一気に次の得点に結びつく展開となっていく。

続く東福岡のキックオフ、ボールを確保した朝高が自陣から展開すると、狙いを定めたように東福岡がターンオーバー、そこから⑩が一気に中央を突破しトライ、あっさりと逆転を許してしまった(23分)。その後は朝高が再び敵陣でチャンスを得るもトライを取れず、29分にはPGを狙うも失敗し、7対12のまま前半が終了した。

後半開始のキックオフ、朝高は自ら蹴り上げたボールを再獲得すると一気にゴール前へ。ラックからFWがモールを形成するとそのまま押し込んでトライ、同点に追いつく。同点に追いつかれた東福岡も、やはり次のキックオフでボールを再獲得し、敵陣へ。東福岡は7分、11分と、この試合初めて連続でトライを挙げ、10点差とリードを拡げる。

このまま一気に流れが傾いてもおかしくないが、朝高選手達に焦りはなかった。三度キックオフボールを再獲得し、14分にモールでトライ。その後、ハイパント攻撃を基点に敵陣に攻め込むと、東福岡がゴール前でたまらずペナルティを犯す。SO金典弘は東福岡選手が中央に寄っているのを見て、タップキックから左へパス、⑬李直樹がキャッチしてインゴールへ、相手の隙を突いた見事なトライで遂に逆転に成功する(17分)。

2点リードで残り10分あまりをどう戦うかが見所であったが、朝高は自陣スクラムからの一次攻撃で反則を犯してしまう。東福岡はほぼ中央の位置からPGを成功させ、すかさず逆転(21分)。次のキックオフボールを確保した東福岡は右へ展開しゲイン、そして空いた裏のスペースにボールを蹴り込み一気に敵陣へ。試合の終盤、逆転した後の両チームの展開は非常に対照的であった。

東福岡は敵陣で得たラインアウトから近場を攻め続け、徐々にゴール前中央に迫っていく。この位置でトライ、ゴールを決められると、朝高は逆転が非常に厳しい状況に陥ってしまう。押し込む東福岡FW、何度も押し返す朝高FW。意地と意地の張り合い、鍛え抜かれた肉体のぶつかり合い、ラグビー特有の緊迫した時間が流れる中、相手の圧力に屈し反則を犯したのは東福岡。ついに朝高は絶体絶命のピンチを脱したかのように思われたが、敵陣に向け蹴り込んだPKは無情にもフィールドの中へ。それでも朝高選手達は懸命のキックチェイスで敵陣へと駆け上がり、愚直にシャローDFを続ける。東福岡は自陣深くに下げられながらもフェーズを重ねる間にBKラインを整備、準備が整ったところで右へ展開、タッチライン際でボールを受けたキャプテン⑭が大きくゲイン、サポートについた⑨がそのボールを受け一気に朝高インゴールに滑り込んでトライ、6点差となる。ロスタイムはなし、トライ後のキックが決まればもはや逆転が不可能な時間帯、だが、そのキックがはずれた。朝高に逆転の可能性が残された。

最後のワンプレーとなったキックオフ。SO金がきれいな放物線を描いたボールを上げる、両チームのFWがそれを見上げ飛びかかる、朝高選手の手にボールが当る! だが、ボールは勢いのまま前へ転がり、東福岡選手の手の中へ。ボールを確保した東福岡が外へ蹴りだしノーサイド、試合終了となった。

壮絶な打ち合いを繰り広げても倒れない両者、試合開始から終了まで30名以外の立ち入りを拒むような張り詰めた空気、最後の最後まで逆転の可能性を残すシーソーゲーム、あまりにもいたずらな勝利の女神ではないか。その女神が、少しだけ、ほんの少しだけ東福岡のほうに微笑みを見せた、そのような試合であった。
「惜しい試合だった」、「勝てた試合だった」、「逆転できると思ったのに」…このような感想が多いのも事実だが、「負けに不思議な負けなし」、我々はほんの少しの差で勝利を逃したのではなく、勝利を自ら手放してしまったのである。
まず、挑戦者として先制パンチを浴びせられなかった、それ以外にも、相手よりイージーミスが多かった、想定内の相手のプレーを止められずトライを許してしまった、逆転後のリスタートの違い等々、ほんの少しのことの積み重ねが最後の6点という差になって、負けたのである。

全国制覇という目標を掲げ戦ってきたが、今大会は3,4年前のベスト4にもたどり着けず。「花園」はまた、その穏やかな響きとは違い厳しい試練を我々に与えてくれた。
停滞してはならない。
その試練を一つ一つ乗り越え、真の「花園」にたどり着くために新たな一歩を踏み出そう!一歩でも速く、一歩でも前に突き進もう!

大阪朝高
リザーブ T G P D 交代
16 ()
17 ()
18 ()
19 ()
20 ()
21 ()
22 ()
23 ()
24 ()
25 ()

関連ロケーション

地図を大きくする。 [花園第1グラウンド]

東福岡との戦績

公式戦対戦成績(2010年〜2010年) 大阪朝高 0勝1敗0分

過去3試合の対戦結果

2010/04/07 全国選抜大会決勝戦 ● 24-31 ○

全国大会 試合情報一覧

2014/01/03 準々決勝 東福岡 ● 24-30 ○

2014/01/01 三回戦 目黒学院 ○ 36-7 ●

2013/12/30 二回戦 三島 ○ 72-7 ●