30分ハーフ。天気ー晴れ。

[前半]
2分：(茗渓)敵陣ゴール前15m右中間PGを⑨成功。(０－３)
6分：(朝高)敵陣10mライン付近左中間から13が裏へキック、ボールを15が拾いそのまま走り切り、左隅にトライ。(５－３)
10分：(朝高)敵陣ゴール前右中間ラックから左へ⑨→10→12とつなぎ、中央にトライ。G成功。(１２－３)
14分：(茗渓)敵陣ゴール前右中間ラックから左へ⑨→⑥とつなぎ、ゴールポスト右にトライ。G成功。(１２－１０)
19分：(茗渓)敵陣ゴール前10右中間ラックから左へ⑨→10→12とつなぎ、内に切れ込み右中間にトライ。G成功。(１２－１７)
23分：(茗渓)自陣ゴール前25m中央ラックから左へ⑨→12→10→15とつなぎ、そのまま独走し左中間にトライ。G成功。(１２－２４)
25分：(朝高)敵陣ゴール直前左中間ラックから、⑧が右へ持ち出し左中間にトライ。G成功。(１９－２４)

[後半]
9分：(茗渓)敵陣ゴール直前左中間ラックから左へ⑨→11とつなぎ、中央まで回り込みトライ。G成功。(１９－３１)
17分：(茗渓)敵陣ゴール前10m中央PGを⑨成功。(１９－３４)
26分：(朝高)敵陣ゴール前左中間スクラムから⑧→⑦とつなぎ、⑦がスクラムの左側に回り込み左隅にトライ。(２４－３４)
31分：(茗渓)敵陣ゴール前15mほぼ中央PGを⑨成功。(２４－３７)

[戦評]
東と西のBシード校同士が激突する三回戦。
先手を取ったのは茗渓。朝高が自陣中央付近で反則を犯すと、難なくPGを決め先制。朝高もすかさず反撃開始。敵陣に入るとFW、BK一体となった攻撃で6、10分に連続トライを挙げ逆転、リードを拡げる。3連続で得点を挙げれば形成が一挙に傾いたかもしれないが、キックオフのボールを確保できず、自陣で茗渓の攻撃を受ける。茗渓は素早い連続攻撃でリズムを作ると14、19分に連続トライを挙げ、逆転。更に23分、自陣から展開し一挙に朝高インゴールを陥れ、突き放す。朝高も直後のキックオフから敵陣に入り込むと、ゴール前のスクラムからFWでトライを奪い、詰め寄る。前半終了間際、朝高はFWのモールで幾度もゴール直前まで迫るが、反則覚悟の必死の茗渓DFを崩し切れず、5点ビハインドのまま前半を折り返す。
後半立ち上がり、先にチャンスが訪れたのは朝高。敵陣ゴール前ラインアウトからモール、ラックの連続攻撃を仕掛けるが、痛恨のノットリリースザボール。直後のラインアウトで一旦ボールを奪うが、キープしきれず茗渓ボールのスクラムとなる。そこから茗渓BKの展開攻撃で一気にインゴールの左隅に入り込まれてしまうと、朝高選手は追い込むのを諦めてしまい中央へのトライを許してしまう。自ら逆転の可能性を放棄する行為であった。17分にはPGを決められ15点差。結果論だが、もし、茗渓が先程のトライ後のコンバージョンを外していれば13点差、2T2Gで逆転できる点差であった。26分、朝高はようやく1トライ返すが、時すでに遅し。結局、トライ数は同じだがG、PGの数による13点差の敗北であった。
お互いの長所を活かしトライを取り合う展開だったが、茗渓の方が試合巧者であった。茗渓の速いテンポのアタックを防ぎ切れず多くのトライ、PGを許してしまった朝高。前半終了間際と後半立ち上がりに得点できなかった朝高。前半に2連続トライを許しながら、逆に3連続トライを奪った茗渓。後半立ち上がりのピンチをしのぎ、朝高の心を折るようなトライを奪った茗渓。時間帯、点差、地域を考慮しながら的確なキック、アタックを仕掛けた茗渓。あらゆる面で茗渓が一枚上手であった。
全国ベスト16で朝高の2012年度シーズンが終わった。4年連続全国大会出場は誇れるものであるが、東のシード校を打ち破ることはできなかった。まだまだ花園での経験が浅いクラブ。花園での一つ一つの勝ち負けを糧にして、更なる飛躍を目指さなければならない。最後の勝利に向かって、全国の頂点を目指し、2年生を中心とする新たな戦いが始まる。

大阪朝高大阪朝高

リザーブ	T	G	P	D	交代
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