過去の対戦成績など無意味だ！

名前：田舎のOB日付：2016/11/08 22:27:00

常翔学園でほぼ決まりつつある第２地区、
大阪桐蔭でほぼ決まりつつある第３地区。

しかし、わが第１地区だけは全く事情は異なります。

同じ決勝戦といえども、大阪朝鮮という強敵を向かえる東海大仰星の決勝戦への気構え、緊張感は
常翔学園や大阪桐蔭と随分と違ったものであろうと察します。

常に立ちはだかり、花園でも常に優勝候補の一角を占めてきた高校ラグビー界屈指の東海大仰星。

リスペクトに値し、力及ばなかった過去があったからこそ強くなれたともいえる最良のライバル。

しかし、歴史は変わるもの、自らの力で変えるもの。

苦杯をなめた春の低迷期を乗り越え、府予選の組み合わせが決まった時点から、この府予選決勝戦に
照準を合わせ、

菅平合宿で名だたる地方の代表高クラスを相手に全勝し、

中央大会で成長したその力を証明し、

力試しで臨んだ福岡での優勝候補筆頭の東福岡戦の唯一の敗戦以外、

負けのない今の大阪朝高の素晴らしい成長ぶり。

ある意味、他の地方代表による花園本戦１回戦よりもレベルの高い、実質「花園シード校」同士の
意地とプライドをかけた因縁の試合です。

もちろん勝ったチームは花園でもシード校で間違いないでしょう。

過去の決勝戦で大阪朝高は、勝つにせよ負けるにせよ最後の最後までハラハラドキドキの
名試合の連続でした。

日曜の決勝戦はどんなドラマがうまれることか。

これまでの努力を信じ、残り１０分、５分、最後のロスタイムまでもつれ込む試合展開の後、
勝利に対する執念の度合いが勝敗を左右すると予想しております。

２００６年の決勝戦での勝利から１０年間負け続けた相手。
しかし、もはや過去の東海大仰星との対戦成績など、何の意味ももたないはず。

これまでの最高のパフォーマンスで臨むことができれば、この試合が最後ではないはず。

準決勝後の戦評の最後のくだり。
「朝高ラグビー部史上、前人未踏の路へ、いざ！」

自分を信じ、チームの仲間を信じ、全力でぶつかってください！